今日も一日お疲れ様です。
頑張った自分へのご褒美に、せめて家で美味しいワインでリラックスして、一日を振り返ってみませんか?
この記事では、近くで買える家飲みワインを真面目に分析した上で、より美味しく飲むために気軽に実践できる方法を紹介していきたいと思います。
今日見ていきたいワインは、ディスカウントストアでもトップクラスに安く買える赤ワイン「王様の涙 赤」です。
ワイン情報
ワインの情報は、以下の通りです。
- ワイン名:王様の涙 赤
- ヴィンテージ:記載なし(※テーブルワイン格付け)
- 種類、ボディ:赤、ライトボディ
- 生産国:スペイン
- ブドウ品種:テンプラニーリョ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ガルナッチャ
- アルコール度数:12.5%
- 買ったお店:ディスカウントストア
- 購入価格(税込):¥526(※2023年5月時点)
ワイン名「王様の涙」の由来は、昔々狩りの途中に道に迷った王様が、一軒の農家に飲み物を求めた時に
出されたワインの美味しさと、人々の優しいもてなしに思わず涙を流したという逸話によるものです。
そんな「王様の涙」は、価格の安さも相まって口コミでも評判が高いワインですが、はたしてその味のほどはいかがでしょうか?
美味しく飲む方法
ワインを気軽に美味しく飲む方法は、ワイングラスを用意する、適温でワインを飲む、相性のいい料理やおつまみと合わせる、と私は考えています。
分析を踏まえて、私が出した「王様の涙」を美味しく飲む方法は、以下の通りでした。
- ワイングラスは白ワイン型で飲む
- 12〜14℃でワインを飲む
- 焼き鳥(タレ)をおつまみにする
- 気分を上げたい時には特にオススメ
もし、ワイングラスと温度帯について詳しく知りたいという方は、以下の記事が参考になると思います。
ワイングラス各部位には名称と役割がある?!5つの代表的なグラスの型も紹介
ワインを美味しく飲める温度は?種類別ワインの適温と適温にするテクニックを紹介
忖度なしのワインの感想など
「王様の涙」は飲んでみると、そのイメージをいい意味で裏切られました。
香りが華やかで、アメリカンチェリーやザクロをかじった時のような、少し酸味のある赤いフルーツが凝縮した風味があり、
かつアルコール感や渋味が優しい味わいなので、口当たりがよくスイスイ飲めてしまうワインです。
スペインワインらしい、気分が上がるワインだなと思いました。
渋味をほとんど感じないので、様々な料理に合わせやすいワインで、
イメージとしては、テーブルにオードブルやパスタ、ピザや肉料理などたくさんの料理と共にこのワインを添えると、料理と合うだけでなく楽しく飲めるだろうなと思いました。
美味しく飲む方法を分析したときの私の考え方
「王様の涙 赤」が持つ華やかさと凝縮した風味は、いかにもスペインのレストランやバルで飲むテーブルワインといった雰囲気があると思いました。
グラスはやや大きめの方が香りが引き立ちますが、グラスの大きさは白ワインや軽めの赤ワインにも使えるやや小ぶりのものの方が、このワインの魅力を楽しめます。
温度も、やや低めの12~14℃くらいがワインの風味が引き締まって感じるので、なおさら小さめのワイングラスを使った方が、ワインの温度が上がらずに楽しめます。
ワインに合わせるおつまみはどう考えた?
最初にテイスティングした時、スペインの赤ワインということで生ハムが合うだろうと思いましたが、
実際に近所で買った生ハムで合わせてみると、食感が柔らかすぎるのと、ワインのまろやかさに対して塩味が強すぎるので、生ハムそのままではワインに合いませんでした。
より熟成させてうまみと塩味がまろやかな生ハムなら恐らく合うのですが、それですとおつまみの値段が高すぎるので、今回は別のおつまみで考えたいと思いました。
ワインを飲んで欲しくなるのは肉のおつまみですが、合うのは恐らく鶏肉か豚肉、味がマイルドで食感もあり、なおかつ気軽に安く買えるおつまみと考えました。
いくつかの候補はありましたが、今回はスーパーで買ったタレの焼き鳥で2本で300円、これはバッチリ合いました。
鶏肉の柔らかい食感と風味、焼いた香ばしい香りにタレの甘さが加わり、ワインのボディとフルーツの風味がピッタリでした。
今回はつくねでしたが、モモ肉でも美味しく飲めると思います。
缶詰の焼鳥を温めてもワインと合いますが、味付けはタレの方が合わせやすいです。
他に料理に合わせるなら、一例を挙げると鶏肉を使ったサラダ、サラミ、パテ、ミートソースのパスタ、豚肉の生姜焼きや角煮、鶏肉を甘辛く煮込んだ料理などもいいと思いました。
ワインのテイスティングコメント(※不要な方は読み飛ばし推奨)
ティスティングコメントは、以下の通りです。
「外観は、輝きがあり澄んだやや薄めのガーネット色で、エッジにレンガ色を帯びて、粘性は中程度です。
香りには、アメリカンチェリーやザクロのような濃い赤みがあるフルーツをコンフィにしたような濃縮したアロマ、
スワリングすることでより香りが開いて、チェリーのリキュールのようなニュアンスも感じ取れます。
口に含むと、香りと同様の濃縮したフルーツの風味が主体で、口当たりはまろやかで丸みのある味わい、チェリーを食べた時のような口の中がキュッとしまる酸味も感じ取れます。
渋味はあまり感じませんが、そこそこにコクがあるので私はライト〜ミディアムボディ位に感じました。
フルーツの濃縮した風味が口の中に広がり、そのまま余韻にまで続き、味わいや香りに際立ったクセがなく、自然にスイスイ飲めてしまうワインです。
人によってはぶどうジュースを飲んでいるみたいとも感じる、濃縮したブドウの風味がとても飲みやすいテーブルワインと言えます。」
まとめ
今日は「王様の涙 赤」を真面目に分析して、美味しく飲む方法を紹介してみました。
まるでブドウジュースを飲んでいるかのような、濃縮したフルーツの風味があり、何より飲んでいて楽しくなるワインなので雰囲気を大事にして大らかに飲む方がオススメだと思いました。
実は、このワインも今回初めてきちんと飲みましたが、これは今後家にストックすると思います(笑)。
まだ他にもいろいろと紹介したいワインは山ほどありますし、その色々あるのがワインの面白いところなので、今後順番に紹介していきたいと思います。
今回の分析を参考に、ワインをゆっくりと美味しく楽しんでいただき、明日も頑張るための活力を蓄えてもらえればいいなと思います。
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