スマートなワインの注ぎ方とは?!プロのように注ぐコツと注意点を詳しく解説

ワインの知識・用語

ワインをスマートに注ぐ所作、カッコよく見えますね。

実はワインの注ぎ方にはちょっとしたコツのようなものがあり、それを意識するだけでもだいぶ違ってきます。

そこで今回は、スマートに見えるワインの注ぎ方として、ボトルを持って注ぐまでの動作に特化して、私なりの考えも踏まえてコツと注意点を紹介したいと思います。

(ちなみにこの記事では、レストランでワインを注ぐ時のように、あなたが立った状態からテーブル上のグラスにワインを注ぐシチュエーションを想定しています。)

ワインを注ぐ一連の流れをイメージするのがポイント

ワインをスマートに注ぐには、ボトルを持ってからワインを注いで、最後にボトルを置くまでの一連の動作をスムーズに行うことが大事になります。

ワインを注ぐ一連の動作は、以下に分けられます。

  • ワインボトルを持つ
  • 注ぎやすいポジションに移動する
  • ワインを注ぐ
  • 注ぎ終えたワインボトルを戻す

まずは、これらの動作が無理なく自然と行えるようにすることが大事です。

お店や動画などで、ソムリエがワインを注いでいる立ち居振る舞いをチェックして、

あなた自身がこのワインを注ぐ一連の動作をイメージできるようになると、それだけでもスマートな注ぎ方に見えます。

さらにスマートにワインを注ぎたい方は、それぞれの動作の中にも細かいコツとテクニックがあるので、以下で順番に紹介したいと思います。

動作の中での細かいコツ

ワインボトルを持つ

ワインを注ぐ時に、少しだけボトルの持ち方を意識するだけで、見栄えが違ってきます。

持ち方のコツとしては、以下を意識するといいでしょう。

  • ワインのラベルは上にして持つ
  • ボトルの底の部分を持って注ぐ
  • 持つときは片手がスマート(危ないと思ったら両手でもOK)

ワインのラベルは上にして持つ

ワインを注ぐ時のマナーとして、ボトルの表ラベルは上に向けます。

注ぐ時にワインのラベルが相手に見えるようにするためと、もしワインが垂れてしまってもラベルが汚れないようにする意味合いがあるからです。

ボトルの底の部分を持って注ぐ

ワインをスマートに注ぐときは、ボトルの底の部分を持つ方がオススメです。

ボトルの横を持つ方が楽に感じますが、

注ぐときは底の部分を持ってボトルを傾けた方が、注ぎ出しも注ぎ終わりもワインが垂れにくくなり、スマートに注ぐことができます。

この時のコツとしては、ボトルの底の部分を、指だけでなく手の平全体も使って持つようにできると、

指先にそれほど力を入れなくてもしっかりボトルをホールドすることができます。

持つ時は片手がスマート(危ないと思ったら両手でもOK)

できれば、ボトルは片手で持てた方が注ぐ時もスマートに見えます。

以下の写真のような持ち方で、ワインを注げるのが理想です。

(出典:@Living)

ただし、開けたての750mlワインボトルは約1.3kgの重さがあり、それを片手で持って注ぐにはそれなりの握力と集中力が必要なので、

ボトルが手から滑ったりワインをこぼしてしまう心配があれば、両手で注いだ方が安全です。

この場合は、以下の画像のように、

片手でボトルを持ち、もう片方の手でボトルの下側を支えるように添えて注ぐと、両手持ちでもスマートに見えます。

(出典:ルトロン)

ワインを注ぐときに大事なのは、スマートに見せることではなく、まず第一にテーブルの雰囲気を快適に保つことなので、

手が滑ってボトルを落としたり、ワインをテーブルにこぼしてしまうことは好ましくありません。

そのために、ワインを注ぐ時も片手にこだわる必要はないと思います。

両手でもスマートにワインを注ぐことはできますし、慣れてくれば片手でも注げるようになります。

注ぎやすいポジションに立つ

意外と見落とされがちですが、ワインを注ぎやすい位置にグラスを置くことは大事です。

ワイングラスは、あなたが真っ直ぐ立った状態で注げる位置にあると、楽にワインを注ぐことができます。

つまりグラスの位置は、なるべくあなたの体から近い位置、かつ正面に置くことを意識すると、注ぐ時にも重心が安定するので、

リラックスしてスマートにワインを注ぐことができます。

ちなみに私がワインを注ぐときは、手首を内側にひねってボトルを傾ける形なので、他の方よりも体に近い位置にワイングラスがくるよう意識したポジションを取ります。

ボトルを傾けてワインを注ぐ

ワインを注ぐといっても、ワイングラスの狭いリムを通してワインを注ぐ動作にはかなり神経を使います。

手が滑ってボトルを落とす、注ぎ始めがこぼれる、注ぎ終わりにワインが垂れるといった、トラブルが起きやすい動作なので、

先ほどお話しした通り、まず第一にテーブルの雰囲気を壊さないよう、気をつける必要があります。

手が滑ってボトルを落とすリスクについては、ボトルをしっかり持つこと、ワインを注ぎやすい位置に移動することがしっかり意識できれば、かなり低くなります。

注ぎ始めをこぼさないコツ

ワインの注ぎ始めをこぼしてしまう多くの原因は、ボトルを急に傾けることでワインが勢いよく注ぎ出されるためです。

コツとしては2点あり、

なるべくボトルの注ぎ口とグラスを近づけてから注ぐ、ボトルをゆっくり傾けて注ぐことです。

ちなみに私はこのワインの注ぎ始めが一番怖いので、実は細かく以下の点を意識しています。

  • ボトルの注ぎ口がグラスの上に来るまでボトルを傾けない(ボトルの角度をキープする)
  • ワインをグラスに注ぐときは、ボトルの注ぎ口を動かさない(=ボトルの底を真上に持ち上げてボトルを傾ける)
  • 注ぎ出しで、ボトルをグラスのリムに当てないようにする
  • ワインの注ぎ出しは、ワイングラスの中心を狙う
  • 注ぎ出しは、スッとボトルを傾ける(ゆっくりすぎず、急ぎすぎず)

注ぎ出しでゆっくりボトルを傾けると、今度は勢いが弱くてワインが垂れる可能性がありますが、そのときは落ち着いて、手に持ったトーションでワインを拭き取りましょう。

注ぎ出しは神経を使う反面、ここで臆病になるとワインの注ぎ口がカタカタ揺れて、注がれている方も不安になってしまうので、リラックスすることが大事です。

そのためにもここまでの準備動作、ボトルをしっかり持つこと、ワインを注ぎやすい位置に移動することは実はかなり大事です。

注ぎ終わりのコツ

ワインがグラス1杯分(通常は150cc前後)入ったら、あとはボトルを立ててワインを注ぎ終えるだけですが、

ここも気をつけないと、ワインがテーブルに垂れて汚れてしまうことがあります。

ワインが垂れるのを防ぐコツとしては、以下の2点です。

  • 注ぎ口を持ち上げて注ぎ終える(注ぎ口を真上に持ち上げる)
  • その後で手首を軽く内側にひねる

この「ワインを切る」動作を行うことで、ワインがテーブルにポタポタと垂れることはなくなります。

もしボトルにワインが垂れてしまったら、この時も落ち着いてトーションで垂れたワインを拭き取れば大丈夫です。

注ぎ終えたボトルを置く

注ぎ終えたボトルは、ボトルのラベルが相手に見えるように置きます。

ここまでが、ワインを注ぐまでの一連の動作となります。

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大事なのは、あなたがスマートに注いでいるイメージを持つこと

今回は、スマートに見えるワインの注ぎ方として、コツと注意点を紹介しました。

細かい部分にも触れましたが、最後に一番大事なのは、あなた自身がかっこよくワインを注いでいる姿をイメージできることです。

そのためにはたまにはレストランに行って、プロであるソムリエやスタッフのワインの注ぎ方やサービスを見て、実際に体験するのもいいと思います。

またよりワインを知りたい、知識を増やしたいという方は、ワインスクールで勉強しながらワインをテイスティングして、五感を使って習得することがオススメです。

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本物のワインの世界を少し垣間見るだけでも、あなたのワインに対する世界観が大きく変わること請け合いです。

ワインの世界を垣間見てよりあなたのイメージが膨らませることができれば、もっとワインをスマートに楽しく身につけることができると思いますよ。

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